【第10回】フィリピン零細農民向けマイクロファイナンス事業の経験から

※研究会はどなたでもご参加いただけます。

 

【日時】2014年11月22日(土)10:30~12:30

【場所】アジア文化会館第101号室(東京都文京区本駒込) http://www.abk.or.jp/access/

【講師】松浦わか子さん(プラネットファイナンスジャパン プロジェクトマネージャー)

 

 プラネットファイナンスジャパンがフィリピン・ミンダナオ島で3年間にわたって実施してきたJICA草の根事業「フィリピン・ミンダナオにおける零細農民の金融アクセス改善プロジェクト」が先般無事完了しました。

 

 現地でプロジェクトの実施に関わってきた松浦さんをお招きして、農民向けマイクロファイナンスのメカニズム、得られた教訓、持続性確保のための金融リテラシー向上、また貧困削減の効果など、現場での体験を交えてお話を伺い参加者間で意見交換を行います。

 

 フィリピンのマイクロファイナンス最新事情やマイクロファイナンス全般の動向にご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。

 

【参加費】無料

 

【申込み】メールにて、お名前、ご所属、お電話番号をお送り下さい。 21fundraisingsg@mfrl.info

 

松浦わか子さん略歴】

民間エネルギー会社にて勤務後、2011年に特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパン入社。2013年よりプロジェクトマネージャーとして、フィリピンでの零細農民向けマイクロファイナンス事業や、ミャンマーのマイクロファイナンス機関向け研修、JICA能力強化研修等、様々な事業に携わる。

 

【講師所属団体】

プラネットファイナンスジャパン2006年設立のNPO法人。日本発の途上国マイクロファイナンス支援を活性化するため、日本の政府や企業、一般に向けた普及啓発活動、途上国におけるプロジェクト等を実施している。

プラネットファイナンス途上国のマイクロファイナンス支援を実施する国際NGO。現在世界60か国で活動し、マイクロファイナンス機関の能力強化を支援している。

 

【主催】

社会デザイン研究学会承認「日本発の社会貢献ファンドレイジング研究会」

http://blog.canpan.info/fundraising21/

マイクロファイナンス研究ラボ(共催)

 

過去の研究会

※タイトルをクリックすると議事録や資料をご覧頂けます。

 

ミャンマーの貧困とマイクロファイナンス(第8回研究会 2014.3)

プレゼンター:黒柳英哲(研究会メンバー)、リソースパーソン:根本悦子氏(認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ) 理事長)/ミャンマーのマイクロファイナンス最新状況の報告とともに、今後のミャンマー(あるは途上国全般)におけるMFサービスの展望を議論。

 

「利用者に歓迎され、持続するマイクロファイナンスとは?」(第7回研究会 2013.4)

講師:鈴木真里氏(公益信託ACTチーフプログラムオフィサー/アジア・コミュニティ・センター21事務局長)/ 約10年にわたり、利用者、実施団体・機関の声を直に聞き、事業モニター、評価をした経験を踏まえ、スリランカ・カンボジアのマイクロファイナンスの事例からの提言。

 

「共創型の社会貢献プラットフォームの構築に向けて」(第6回研究会 2012.12)

講師:長野英章氏(DiMERS Lab代表取締役)/ スマホ利用者が1km歩くたびに2円スポンサー企業が社会貢献活動等の実施主体となる対象団体に寄付するアプリを開発。立ち上げ以降8か月間で3万6千人がアプリをダウンロード、うち10%が継続的に参加している。

 

「ファッション商品や新規事業を通じた社会変革」(第5回研究会 2012.2)

講師:大澤亮氏(Piece to Peace代表)/ 「地球貢献」をコンセプトとして、エシカル(倫理的)なファッションブランドの普及に取り組んでいるその情熱と取組のメカニズムに迫ります。

 

「アフリカのインディーズ音楽の配信を通じた貧困削減」(第4回研究会 2011.12)

講師:斉藤隆祐氏(AMP MUSIC共同創設者)/アフリカ発のインディーズ音楽を世界へ配信する音楽レーベルAMP MUSICは、現地の人々と一緒にグローバルな市場でビジネスを行う、すなわちマーケットを基準にして自分達で売り上げを創出していこうとしています。

 

講師:多賀俊二氏(全国NPOバンク連絡会事務局)/ 全国NPOバンク連絡会はNPOバンクの連絡組織であり、2004年12月の証券取引法改正によりNPOバンクの事業展開に障害が生じたことをきっかけに2005年から活動を開始し、これまで証券取引法や貸金業法で成果をあげています。
 

講師:吉山昌氏(難民支援協会事務局次長/難民マイクロファイナンス理事)/ 難民は「負担」ではなく、活用できる「人材」であるとの観点から、在留許可を得た難民のビジネスをサポートし、自立を支える「難民起業サポートファンド構想」について。

 

講師:中原知里氏(維新グループ・田舎会社)/ 被災地では、起業やビジネス再興による雇用の確保が極めて重要になっている中、維新グループ田舎会社はWWBジャパンと連携し、震災間もない3月中に震災復興トラストを構想、7月末の時点で11の復興支援トラストを運用しています。